RCT ハーモナイザー養成スクール
『ハーモナイザー養成スクール』開講に向けて
専任講師・相談役 堀江真理子
【夢中になっている姿は 最も美しい】
2010年6月。
某劇団の先輩女優さんから、「和みのヨーガ」をご紹介いただき、六本木のDOZというスタジオで、私は、ガンダーリ松本さんと出会いました。
その頃の私は、慣れない台本の執筆をしており、身体のあちこちがガチガチでしたので、整体に伺ったのです。その時の感想として、「和みのヨーガ」(認知真理学)は、演劇で使われているメソッドやシステム、トレーニング方法と、共通点があるなぁと感じました。
私は、演劇講師もしていましたので、「これは、授業でも使えるかも」と、興味をもったのがはじまりです。
演劇を志し、俳優を志望して、希望に胸をふくらませて養成学校などに入り、俳優養成のためのトレーニングがはじまるわけですが、
そこでは、自分自身を、深いところまで見つめる辛い作業を、繰り返しおこなうことになります。また、否が応でも、他人と深く関わり続けることになります。
当然、そのプロセスにおいては、自信を失ったり、自己嫌悪に陥ったり、人間不信になったりもします。
時間をかけて、様々なことを少しずつ乗り越えて、「ニュートラル」(中立・中庸)という状態を全身で認識します。その「ニュートラル」を認識した状態をも生きることができるようになって、ようやく、プロの俳優としてのスタートをきることができるのです。
心と体の不必要な緊張に気づき、一つ一つ、そのブロックを外し、解放していく。
それによって、脳と身体が繋がり、バランスが整い、自信を取り戻し、
人間関係が楽になっていく。心身の痛みなどが減って、病気も回復に向かっていき日常生活が快適になっていく。
このように、演劇のメソッドと同じような事をおこなっているのが「和みのヨーガ」であり、「認知真理学」なのです。
私自身が普段おこなっている「演劇ワークショップ」や「表現ワークショップ」でも、演劇と認知真理学の両面から、このことをお伝えしています。
演劇であれ、認知真理学であれ、「自分と相手をしっかりと見つめ、思いやる」ということが、「ニュートラル」へ向かう大切なプロセスであるような気がいたします。
認知真理学の「真理」という字は「本来のあなたの姿」や、「あなたにとっての真理」を示しています。つまり「ありのままのあなたを知る」ということなのです。
さて、「今ここを大切に」とは、よく言われることですが、それは、どのようなことだとあなたは思われますか?
私は、「夢中になる」ということだと思っています。
そして、「人が夢中になっている姿は、最も美しい。」と、私は感じています。
『ハーモナイザー養成スクール』においても、子供の頃のように、無邪気な本来のあなたの姿で夢中になって遊ぶことを楽しんでくださいませ。
そして、近い将来には、安心安全な調和の場所を作って頂く『RCTリアルコミュニティーシアターハーモナイザー』として、全国各地でご活躍くださることを心より願っております。
世界にたったひとつの、あなただけの、あなただからできる『RCTリアルコミュニティーシアター』を創って、笑顔の輪(和)を広げてまいりましょう。